ルイ14世を悩ませた痔とは



ルイ14世を悩ませた痔とは──不衛生きわまりない、「太陽王」のベルサイユ宮

「太陽王」を自称し、「朕は国家なり」の名言で知られる、ブルボン王朝の名君・ルイ14世。
この偉大な王様が、じつは痔に悩んでいたなんて、ご存知でした?

当時のベルサイユ宮殿に、トイレがなかったのは、有名な話。
貴族や使用人など、5千人もの人たちがみな、庭の植え込みや、カーテンの陰などで、こっそり用を足していたのです。
貴婦人たちのすその広がった優雅なスカートも、さりげなく“用足し”を隠すためのものだったとは・・。

そのうえ当時の記録によると、ルイ14世は、お風呂に入ったことがない!
ヒゲもほとんど剃らず、手も顔も、めったに洗わなかったとか!

さらに追いうちをかけたのが、当時独特の健康法。
侍医が「体によい」と称し、王様に1年に200回以上も浣腸し、下剤を与えていたのです!

この結果、ルイ14世は「痔瘻(じろう)」に悩まされることになりました。
(これは、不衛生さと、肛門への重すぎる負担が、いかに痔によくないかを証明するエピソードでもあります)

この王様の痔には、薬も効かず、侍医もサジを投げました。
これを外科手術によって治したのは、当時の医者としては最も地位の低かった、外科医の1人でした。
半年間、下層階級の人々を実験台に練習したおかげで、この手術は、みごと成功。
この外科医へは、侍医の3倍もの報酬と、貴族の位が贈られたそうです。

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